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Earnings Research

Post-earnings deep dive / TSE Prime 8035

東京エレクトロン
2027年3月期 第1四半期 決算後ディープダイブ

決算説明会資料で製品・用途・地域別の裏付けが得られた。AI投資の強さは確認できた一方、受注高・受注残と質疑応答は未開示である。

決算発表日 2026年7月30日情報基準時刻 2026年7月30日 16:51 JST会計基準 日本基準・連結

会計年度表記

本レポートでは、会計年度をすべて日本式の「○○年3月期」で表記する。本ページの対象期間は2027年3月期 第1四半期である。過年度の比較数値も同じ表記に統一した。

Investment view

結論:強気(質疑応答・受注指標は確認待ち)

第1四半期の売上高は前年同期比33.3%増、営業利益は同46.1%増。説明会資料では、2027年3月期の売上成長ドライバーとして塗布現像50%超、エッチング25%超、先端パッケージ70%超(いずれも前年同期比)を掲げた。 さらに、上期のSPE新規装置売上予想は1兆2,400億円へ引き上げられ、第2四半期は四半期最高の7,087億円(第1四半期比33%増)を見込む。AI向け先端ロジック、先端DRAM、先端パッケージの投資仮説は、短信のみの場合より明確に補強された。

会社は下期について、需要拡大の勢いが一段と加速し、上期を大きく上回る成長を想定すると説明した。ただし、これは会社の見方であり、通期計画は第2四半期決算時に開示予定である。株価を分けるのは、強い第2四半期見通しが既に織り込み済みかどうかに加え、通期計画、受注高・受注残、先端メモリ需要の持続性を質疑応答でどこまで具体化できるかである。

会社開示

今回、投資判断を変えた事実

会社は当初の上期計画から、売上高を500億円、営業利益を270億円、親会社株主に帰属する中間純利益を210億円引き上げた。加えて、先端ロジック・DRAMの複数工程でのPOR、エッチングの通期売上1兆円が視野、先端パッケージの通期売上1,000億円超見通しを示した。通期の数値計画は第2四半期決算時に開示予定である。

本レポートの対象年度は2027年3月期であり、表記は本文・表とも日本式に統一している。

第1四半期 売上高
7,324億円
前年同期比 +33.3%
会社開示
第1四半期 営業利益
2,114億円
前年同期比 +46.1%
会社開示
第1四半期 営業利益率
28.9%
前年同期比 +2.6pt
会社開示
上期営業利益計画
4,580億円
従来比 +270億円
会社開示
第2四半期 SPE新規装置予想
7,087億円
第1四半期比 +33%
四半期最高を見込む

決算前の期待値と実績:ヘッドライン対実力値

市場コンセンサスとのビート/ミスは判定しない。 公開転載可能な検証済みコンセンサスを情報基準時刻までに取得できていないためである。代わりに、会社の従来上期計画、前年同期、直前四半期との比較で、実績の質を点検する。

連結(億円、EPSは円)2027年3月期
第1四半期 実績
前年同期前年同期比2027年3月期 上期
当初計画
2027年3月期 上期
今回計画
売上高7,3245,496+33.3%15,70016,200
営業利益2,1141,447+46.1%4,3104,580
経常利益2,1561,473+46.3%4,3704,640
親会社株主に帰属する四半期純利益1,6431,178+39.5%3,2803,490
基本的1株当たり利益361.36257.13+40.5%721.12767.51

実力値として強い点

  • 売上高の伸び(+33.3%)を上回って営業利益が+46.1%。営業レバレッジが確認できる。
  • 売上総利益率は46.8%(前年同期46.2%)、営業利益率は28.9%(同26.3%)。粗利率だけでなく販管費吸収も改善に寄与した。
  • 第2四半期のSPE新規装置売上は7,087億円(第1四半期比33%増)を見込み、上期の同売上は1兆2,400億円へ上方修正。第1四半期の好調を過去実績だけで説明していない。

なお未解決の点

  • 第1四半期が上期の修正営業利益計画に対して46.2%まで進む一方、第2四半期に必要な営業利益は2,466億円。これは会社の第2四半期単独予想ではなく、上期計画からの差引計算である。
  • 通期見通しは第2四半期決算時に開示予定。今回の上期修正だけから、下期や翌年度までの数値を外挿しない。
  • 受注高・受注残・リードタイム、顧客別売上は開示されていない。製品別・地域別は説明会資料で一部開示されたが、受注の先行性はなお確認できない。

出典:東京エレクトロン「2027年3月期 第1四半期決算短信」「2027年3月期 第1四半期 決算説明会資料」。第1四半期進捗率、第2四半期に必要な営業利益は本レポートの計算。

上期会社計画と通期上方修正余地

会社開示 上期計画の修正理由は「直近の顧客の設備投資動向を踏まえた」ため。会社は通期計画を第2四半期決算時に開示予定としている。従って、今回のポジティブな材料は上期の需要認識が引き上がったことであり、通期上方修正そのものではない。

上期計画(億円、EPSは円)当初今回修正幅Q1実績/今回計画
売上高15,70016,200+500(+3.2%)45.2%
営業利益4,3104,580+270(+6.3%)46.2%
経常利益4,3704,640+270(+6.2%)46.5%
親会社株主に帰属する中間純利益3,2803,490+210(+6.4%)47.1%
中間配当361384+23配当性向50%方針

会社は中間配当の予想を修正。期末配当予想は第2四半期決算時に開示予定。進捗率は本レポートの計算であり、会社が示した通期達成率ではない。

過去8四半期のKPI推移

四半期売上高
(億円)
営業利益
(億円)
営業利益率親会社株主に帰属する純利益
(億円)
読み方
2025年3月期
第2四半期
5,6651,48126.2%1,177四半期の水準には変動
2025年3月期
第3四半期
6,5451,99630.5%1,572高い利益率
2025年3月期
第4四半期
6,5541,83728.0%1,429利益率は高水準を維持
2026年3月期
第1四半期
5,4961,44726.3%1,178前年同期比較の基点
2026年3月期
第2四半期
6,3001,58425.1%1,238利益率は低下
2026年3月期
第3四半期
5,5201,16121.0%1,185低水準の四半期
2026年3月期
第4四半期
7,1182,05628.9%2,142売上・利益とも反発
2027年3月期
第1四半期
7,3242,11428.9%1,643前年同期から売上・利益率とも改善

すべて日本式の会計年度表記に統一している。最終行は2027年3月期 第1四半期である。

開示された事業・用途・地域別の動向

SPE新規装置

Q1 5,313億円、Q2は7,087億円を予想

Q1のアプリケーション構成比は、非メモリ(ロジック、ファウンドリ、その他)57%、DRAM32%、不揮発性メモリ11%。会社はQ2も同じ構成比で、四半期最高の7,087億円を見込む。上期の新規装置売上予想は1兆2,400億円である。

フィールドソリューション

Q1は1,880億円へ拡大

フィールドソリューション売上は、パーツ・サービス1,357億円と中古・改造523億円の合計1,880億円。前年同期の1,412億円から33.1%増、直前四半期の1,628億円からも増加した。装置新規販売だけに依存しない収益基盤の拡大として読む。

地域別売上

先端投資は台湾・韓国・中国に広がる

Q1の売上は中国2,229億円、台湾1,861億円、韓国1,524億円。構成比はそれぞれ30.4%、25.4%、20.8%で、3地域で全体の約77%を占める。地域別売上は需要の所在地を示すにとどまり、輸出規制の影響や顧客別の設備投資は判定できない。

出典:東京エレクトロン「2027年3月期 第1四半期 決算説明会資料」。SPE新規装置のアプリケーション構成比はフィールドソリューションを含まない。一方、地域別の金額・構成比はFPD製造装置を含む連結売上高に対するもの。フィールドソリューションの増減率と3地域合計の構成比は本レポートの計算。

地域別売上:2027年3月期 第1四半期

会社開示 2027年3月期 第1四半期(2026年4〜6月)の地域別売上を整理した。

地域売上高(億円)構成比
中国2,22930.4%
台湾1,86125.4%
韓国1,52420.8%
日本6468.8%
北米5908.1%
欧州2423.3%
東南アジア・その他2293.2%

出典:東京エレクトロン「2027年3月期 第1四半期 決算説明会資料」6ページ。地域別の連結売上高(FPD製造装置を含む)に対する構成比であり、SPE新規装置売上の構成比ではない。地域別数値の合計と連結売上高は表示単位の丸めにより一致しない場合がある。

株価を動かす5つの重要論点

AI / 先端ロジック

複数工程でのPORが、単なる需要期待を実需へ近づけた

塗布現像は前年同期比50%超の売上成長で、新製品CLEAN TRACKとLITHIUS Pro DICEを展開中。会社は先端ロジック・DRAMの複数工程でPORを得ていると説明した。第2四半期のSPE新規装置売上も過去最高を見込むため、AI投資が第1四半期で息切れするという見方への反証材料になる。

HBM / 先端DRAM

DRAM構成比32%を維持、ただしHBM単独の寄与は非開示

第1四半期のSPE新規装置売上5,313億円ではDRAMが32%、不揮発性メモリが11%、非メモリが57%。第2四半期予想7,087億円でも同じ構成比を見込む。会社はDRAM向けHARCエッチングの新モデル評価が順調と説明するが、HBM単独の売上・受注・顧客投資額は開示していない。

先端パッケージ

成長率70%超、プローバの事業機会が拡大

先端パッケージの売上成長率は前年同期比70%超。会社はハイエンドロジック向けプローバで強いポジションにあり、通期売上は1,000億円を大きく超える見通しと示した。ボンディング関連装置5,000億円、ハイブリッドボンディングなどの事業機会も提示され、成長の裾野が明確になった。

利益率 / 供給

28.9%の再現性と供給能力

売上総利益率は46.8%、営業利益率は28.9%で、ともに前年同期を上回った。輸出売上は原則円建てで、極端な為替変動がない限り利益影響は軽微と会社は注記する。2027年3月期の研究開発費3,300億円、設備投資1,900億円を計画し、生産キャパシティを3倍へ高める方針だが、利益率への定量寄与は未開示である。

中国 / 地域

中国30.4%、台湾25.4%、韓国20.8%

第1四半期の地域別売上は、中国2,229億円(構成比30.4%)、台湾1,861億円(25.4%)、韓国1,524億円(20.8%)。中国は前四半期の1,907億円から増加したが、輸出規制の影響を地域売上だけで判定しない。台湾・韓国を含めた先端投資の地域分散と、規制・サプライチェーンへのコメントを併せて確認する必要がある。

最大のKPI

第2四半期の新規装置7,087億円と通期計画

株価反応を分ける最大のKPIは、会社が予想する第2四半期のSPE新規装置売上7,087億円が実現し、その後に示される通期計画が下期の加速を裏付けるかである。受注高・受注残は未開示のため、第2四半期実績と質疑応答での顧客投資・供給能力の説明が次の証拠となる。

出典:東京エレクトロン「2027年3月期 第1四半期 決算説明会資料」。PORは顧客の半導体製造プロセスにおける装置採用の認定。事業機会・中期投資は会社の説明であり、当社の売上・利益予想ではない。

EPS品質の点検

点検項目Q1で確認できる事実評価
本業の収益性営業利益2,114億円、営業利益率28.9%。前年同期の26.3%から改善。会社開示 本業の伸びが利益増の中心。
特別損益特別利益は0.15億円、特別損失は1.45億円。前年同期の特別利益48.73億円より小さい。分析 今期の純利益は前年同期比で特別利益への依存が相対的に低い。
税率法人税等は511.53億円、税引前利益は2,154.95億円。実効税率は約23.7%(前年同期約22.5%)。分析 税率低下によるEPSの押上げではない。
為替為替差損は5.04億円(前年同期16.83億円)。説明会資料では、輸出売上は原則円建てで、極端な為替変動がなければ利益影響は軽微と注記。会社開示 為替がQ1の利益率改善を主導したとみなさない。感応度は未開示。
株式数・資本配分平均株式数は4億5,478万株(前年同期4億5,813万株)。4月の自己株式消却、5月決議に基づく自己株取得11,478百万円を開示。1対5の株式分割は2026年10月1日効力発生予定。会社開示 EPSには株式数減少の小幅な追い風があるが、利益増の主因ではない。
その他包括利益有価証券評価差額金は806.18億円増加したが、当四半期純利益とは区別される。分析 評価益を営業・純利益の改善と混同しない。

出典:決算短信、決算説明会資料。EPS品質について、利用可能な会社資料の範囲では、特別損益・税率・株式数を除く大きな一過性の押上げは確認できず、営業面の増益と方向は整合的である。

顧客・競合決算からの読み替え

TELの市場見方

WFEはCY2026・2027とも1500億ドル超/1900億ドル超

会社は2026年7月時点で、WFE市場をCY2026で1,500億米ドル超、CY2027で1,900億米ドル超と見込む。GPU・HBMに加え、汎用メモリ・CPUの需要拡大、先端デバイス投資の加速を前提とし、AIデータセンター向けがWFE全体の50%に達する勢いと説明する。これは会社の市場見方であり、外部予測との一致を意味しない。

TSMC

AI / HPCの需要環境は強い

TSMCの2026年Q2実績は売上高402億米ドルで、2026年Q3ガイダンスは446~458億米ドル。これはAI/HPCを含む先端ファウンドリー投資がTELにとって順風となる外部の一次情報である。ただし、TSMCのガイダンスをTELの受注額・地域別売上に直接換算しない。

Applied Materials

先端ロジック・DRAM・先端パッケージの追い風

Applied Materialsは2026年度Q2に過去最高売上を計上し、半導体装置事業が暦年2026年に30%超成長する見通しを示した。同社のコメントは、先端ロジック、DRAM、先端パッケージでのAI投資の強さを示す業界情報として有用だが、競合の成長率をTELに当てはめるものではない。

Lam Research、ASML、KLA、Samsung、SK hynix、Micronの最新コメントは本更新では同一基準で再検証できていない。競合・顧客の情報は需給環境の確認材料であり、TELの会社計画や受注高を推定するためには用いない。

好決算でも売られる条件/悪材料があっても買われる条件

好決算でも売られる条件

  • Q2のSPE新規装置売上7,087億円や下期の加速見通しが、既に株価に織り込まれた期待値に届かない場合。公開転載可能なコンセンサスは未取得のため、その差を数値で主張しない。
  • Q1の高利益率が製品ミックス、前倒し出荷など一過性要因と説明され、通期計画や供給対応への確信が弱まる場合。
  • 中国・輸出規制、先端メモリ投資、顧客の設備投資時期について慎重なQ&Aが出て、会社の下期加速見通しへの信認が低下する場合。

一部の悪材料があっても買われる条件

  • 通期計画の上方修正、または下期のAI・先端ロジック・先端DRAM投資の継続を、Q2実績と具体的な会社コメントが裏付ける場合。
  • 塗布現像、エッチング、先端パッケージ、フィールドソリューション、地域別売上の開示が、Q1の増収増益が複数の成長ドライバーに支えられることを示す場合。
  • 営業利益率の改善が生産性・供給能力拡張・製品ミックスによる持続的なもので、次四半期も高水準を維持できると判断される場合。

3シナリオ

強気シナリオ

通期上方修正と複数ドライバーの拡大

AI向け先端ロジックに加え、HBMを含む先端DRAM・先端パッケージの投資が広がる。Q2のSPE新規装置売上7,087億円が実現し、会社が示す下期加速と通期上方修正、高い営業利益率の継続が確認される。

見る指標:通期計画、下期の顧客投資コメント、製品群・地域別の需要、供給能力。

基本シナリオ

強い上期、通期は慎重に開示

Q1の好調と上期修正は維持されるが、顧客投資の時期や地域別需要の不確実性を踏まえ、会社は通期見通しに保守的な幅を残す。利益率は高いがQ1と同水準を直線的には見込まない。

見る指標:Q2の売上・利益率、通期計画の前提、為替・ミックスの説明。

弱気シナリオ

前倒し・地域要因で下期に鈍化

Q1の強さが一部顧客の前倒しや限られた製品ミックスにとどまり、下期に先端メモリ投資や中国関連需要が鈍化する。通期開示が市場の高い期待を下回り、営業利益率も反落する。

反証材料:顧客投資の継続、製品・地域の広がり、供給制約の解消を示す会社開示。

決算説明会で確認すべき質問と注目表現

1. 上期修正の需要は下期にも続くか

Q2以降の顧客投資の変化、前倒し出荷の有無、通期開示に向けた見通しを確認する。

注目表現:「継続」「拡大」「通期」「前倒しでない」
警戒表現:「慎重」「調整」「時期のずれ」「可視性が低い」

2. HBM・先端DRAMの寄与はどこまで広がるか

メモリ顧客の投資時期、HBM世代移行、装置の供給能力・リードタイムについて、会社開示の範囲で確認する。

注目表現:「世代移行」「複数顧客」「供給対応」
警戒表現:「投資判断待ち」「顧客在庫」「需要の後ろ倒し」

3. 先端ロジック・先端パッケージの製品別需要

コータ/デベロッパ、エッチング、成膜、洗浄、熱処理の需要を、具体的な製品別売上の推計を作らずに確認する。

注目表現:「工程数増加」「採用拡大」「複数工程」
警戒表現:「競争激化」「価格」「立上がり遅延」

4. 28.9%の営業利益率は再現可能か

製品ミックス、為替、稼働率、部材・物流、研究開発費と供給能力への投資を分けて聞く。

注目表現:「生産性」「ミックス」「供給能力の拡張」
警戒表現:「一過性」「コスト上昇」「物流制約」

5. 中国・輸出規制リスク

地域別構成比の変化、規制対応、代替需要の有無を確認する。

注目表現:「規制の範囲」「地域分散」「影響は限定的」
警戒表現:「許認可」「受注停止」「見通しへの影響」

6. 株主還元と資本配分

中間配当の引き上げ、自己株式取得・消却の位置付け、通期配当の判断時期を確認する。

注目表現:「配当性向50%」「自己株式消却」「資本効率」
注意:期末配当予想は第2四半期決算時に開示予定。

カタリスト、反証条件、投資判断を変える条件

カタリスト

  • Q1説明会Q&A・トランスクリプトの公開と、Q2新規装置売上7,087億円・下期加速の根拠に関する説明。
  • 第2四半期での通期計画開示、受注・供給能力・地域別需要に関する追加情報。
  • TSMCなど主要顧客、半導体装置各社、メモリ各社によるAI/HPC・HBM投資の再確認。

反証条件

  • 下期の顧客設備投資が鈍化し、上期修正後の通期計画が市場の高い期待を支えられない。
  • Q1の高い営業利益率が一過性で、製品ミックス・供給制約の悪化により反落する。
  • 中国・輸出規制、先端メモリ投資、競争環境が受注・売上の可視性を低下させる。

判断を変える条件

  • 強気を強める:通期上方修正と、AI・先端DRAM・先端パッケージにわたる需要持続の具体化。
  • ニュートラルへ:上期は強いが、下期の需要・利益率・地域別リスクの説明が不足する場合。
  • 弱気へ:Q2実績または通期計画が会社の下期加速見通しを裏付けず、受注・供給・規制の悪化が明確になる場合。

取得できなかったデータ・確認待ち事項

  • 2027年3月期 第1四半期の決算説明会における質疑応答、トランスクリプト:説明会資料は取得済みだが、情報基準時刻に会社IRで質疑応答・トランスクリプトは未公表。経営陣の補足発言を推測で補っていない。
  • 公開転載可能な検証済み市場コンセンサス、目標株価、レーティング:未取得。IFIS株予報の数値は公開HTMLに転載しない。
  • 決算後のPTS、翌通常取引の株価反応、バリュエーション:情報基準時刻では未取得。数値を作成していない。
  • 当第1四半期の受注高、受注残、顧客別売上、供給能力・リードタイム:説明会資料でも未開示。
  • HBM単独の売上・受注、為替感応度、製品ミックス、部材・物流の利益率への定量寄与:未開示。
  • Lam Research、ASML、KLA、Samsung、SK hynix、Micronの最新コメントの同一基準での再検証:確認待ち。

出典一覧

  1. 東京エレクトロン「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年7月30日)。Q1実績、上期計画修正、配当、財務・キャッシュフロー、株式数の一次資料。
  2. 東京エレクトロン「2027年3月期 第1四半期 決算説明会資料」(2026年7月30日)。SPE新規装置、フィールドソリューション、地域別売上、製品群、WFEの見方、設備投資・株主還元の一次資料。
  3. 東京エレクトロン IRライブラリ:決算関連資料(2026年7月30日 16:51 JST閲覧)。Q1説明会資料の公開、Q&A・トランスクリプトの未公表を確認。
  4. 東京エレクトロン「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年4月30日)。過年度比較と当初上期計画の基礎資料。
  5. TSMC 2026 Q2 Quarterly Results(2026年7月16日)。AI/HPCを含む外部の需給環境確認。
  6. Applied Materials Announces Second Quarter 2026 Results(2026年5月14日)。先端ロジック、DRAM、先端パッケージの業界環境確認。

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